ひと月20~40万円! スターフライヤーの「航空券+家賃」サブスクは成功するのか その功罪を考える

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北九州空港に本拠を置くスターフライヤーのサブスクが話題になっている。果たして成功するのか。

初めてではなかったサブスク導入

スターフライヤーのウェブサイト(画像:スターフライヤー)
スターフライヤーのウェブサイト(画像:スターフライヤー)

 ただ、サブスク導入は2022年が初めてではない。

 2008(平成20)年、ANAは300万円で年間国内線乗り放題(一部制限あり)のプレミアムパスを発行して大きな話題となった。高額のように思われたものの、すぐに完売。マイルも優遇されたレートで獲得できた。

 現在、「マイル修行」という言葉が業界では定着している。上級会員になればラウンジの利用や優先搭乗といった特権が与えられるが、年間2~300万円を投資しなければならない。そうした事情を考えれば、プレミアムパスの購入は、特にヘビーユーザーや当時の「修行者」にとって魅力的に映っただろう。

 これは航空会社にとっても、確実な収入が事前に得られるメリットがあった。一方、一部の利用者のなかには航空機内で「生活する」人が現れた。朝、空港に「出勤」し、航空機に乗る。機内では食事が提供されるので、それで三食を済ませ、その日のフライト「勤務」を終えて帰宅する。つまり、パイロットやCAよりも長く航空機内に滞在したのだ。

 しかし、そうした人は次第に機内を自宅と勘違いし始めた。座席につくなり靴下を脱いでくつろぎ、周囲に不快感を与えるようになったのだ。結果、航空会社から搭乗拒否の勧告を受けることになった。

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