地方空港に続々就航 地域活性化のカギを握る「チャーター便」という貴重な存在

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観光地向けに運航されるチャーター便は「観光地に直行便で行ける」というメリットがあるため、地域活性化につながる可能性を秘めている。

定期便と異なる飛行機の「チャーター便」とは

日本国内で観光向けチャーター便を多く運航するフジドリームエアラインズ(画像:シカマアキ)
日本国内で観光向けチャーター便を多く運航するフジドリームエアラインズ(画像:シカマアキ)

 旅客便には、運航する日時や曜日などスケジュールがあらかじめ決まっている定期便のほか、不定期に運航される「チャーター便」がある。一口にチャーター便といっても、実にさまざまな目的で使われる。

 例えば、旅客便の運航が少ない地方空港から人気の観光地に直接飛ぶ、観光目的の便。また、元旦の初日の出を上空から見るのが目的の便や、災害時に現地に残された人々を救済する目的で運航されることも。特定の個人、法人、官公庁なども貸し切りすることができ、サッカー日本代表の移動などに使われるケースもある。

 一般向けに最も身近なのは、観光地向けに運航されるチャーター便だ。これは参加者にとって

「普段なかなか行きづらい観光地に直行便で行ける」

というメリットがある。

 それだけでなく、行き先となる現地にとっても一度に多くの観光客が訪れ、観光収入が得られ、その後また訪れる人が増えるかもしれないという恩恵が受けられる。地域活性化につながる可能性を秘めているといっても過言ではない。

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