BYD販売会社と三菱倉庫が業務委託契約、横浜港大黒ふ頭にPDIセンター開設

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中国EVメーカー大手BYDの日本法人が、三菱倉庫との業務委託契約を締結し、横浜港に納車前点検の拠点施設を開設したと発表した。

高品質なEV供給体制構築

EV点検の様子(画像:ビーワイディージャパン)
EV点検の様子(画像:ビーワイディージャパン)

 中国の電気自動車(EV)メーカー大手BYDの日本法人「ビーワイディージャパン」(横浜市神奈川区)は1月12日、同社の子会社でBYDの乗用車を日本で販売する「BYD Auto Japan」(同)と三菱倉庫(東京都中央区)が業務委託契約を締結し、横浜港大黒ふ頭に、内外装や走行性能などの納車前点検を行うPDIセンター(各社が独自に定める品質検査や日本の保安基準への適合確認など、納車前点検を行う専用施設)を開設したと発表した。

 中国・深センに本社を構えるBYDは、アジア太平洋や欧州、中南米などでも乗用車を販売。日本法人であるBYD Auto Japanは、2023年1月31日(火)から、e-SUV「ATTO 3」、2023年中頃にe-Compact「DOLPHIN」、2023年下半期にe-Sedan「SEAL」の3車種のEV販売を計画している。

 三菱倉庫は、倉庫保管から陸上運送、国際輸送まで一貫した物流サービスを提供しており、今回、完成車と物品の物流に関する業務委託契約を締結することで、BYD Auto Japanが日本で展開する乗用車事業において、車両の入港から整備、国内輸送、アフターパーツの保管・全国配送まで、物流業務を一気通貫で受託することになった。

 2023年1月10日に開設したPDIセンターは、整備工場にモータープールを併設しており、内外装や車両の仕様・性能の検査など、納車前の品質管理を担う拠点となるという。

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