段ボール年2万6000個削減へ 衣料品製造・販売のクロスプラス、「エコビズボックス」導入

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衣料品などの製造、販売を手掛けるクロスプラスが、繰り返し使用できる物流用通い箱「EcoBizBox」を活用することで廃棄段ボールを削減するとともに、物流/店舗スタッフの作業負担を軽減する取り組みを始めた。

スタッフの作業負担軽減にも

 エコビズボックスを活用した納品・回収の流れ(画像:クロスプラス)
エコビズボックスを活用した納品・回収の流れ(画像:クロスプラス)

 婦人服を中心とした衣料品・生活用品・雑貨の企画、製造、販売を手掛けるクロスプラス(名古屋市西区)は12月5日、繰り返し使用できる物流用通い箱「EcoBizBox」(以下「エコビズボックス」)を活用することで廃棄段ボールを削減するとともに、物流/店舗スタッフの作業負担を軽減する取り組みを始めたと発表した。

 エコビズボックスは、段ボールや折り畳みコンテナの代替品となる物流用通い箱。同社によると、使い捨ての段ボールのごみを削減できるとともに、折り畳みコンテナより軽量なことから、物流スタッフや店舗スタッフの負担も軽減でき、返送時の積載効率もよくなるという。

 取り組みは、エコビズボックスを販売するエコビズ(大阪市中央区)と、エコビズボックスを使った物流を展開する浪速運送(大阪市西区)と協業。まずは、クロスプラスが展開するブランドショップ「A/C」「DECOY」「プチオンフルール」の25店舗で、自社出荷センターから商品を入れて納品する際に使う段ボールの代替品として、エコビズボックスを導入する。将来的には全国約170店舗に導入を拡大し、年間約2万6000個の段ボールの削減を目指すという。

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