免許も練習もいらない? グッドデザイン金賞のホンダ「UNI-ONE」をご存じか

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ホンダの「UNI-ONE」が日本デザイン振興会主催の「2022年度グッドデザイン賞」で「グッドデザイン金賞」を受賞した。その魅力とは、一体何なのだろうか。

新しい電動モビリティのカタチ

パーソナルモビリティUNI-ONE(画像:本田技研工業)
パーソナルモビリティUNI-ONE(画像:本田技研工業)

 ホンダが研究・開発した電動モビリティ「UNI-ONE」が日本デザイン振興会主催の「2022年度グッドデザイン賞」において、「グッドデザイン金賞」を受賞したことが10月13日、発表された。新しく生み出されたUNI-ONEの魅力とは、一体何なのだろうか。

 UNI-ONEは、着座型で両手が自由に使えるパーソナルモビリティ。重心を動かすことで、前後左右・斜めに360度自由に移動できるのが魅力だ。元々は「UNI-CUB」という一輪車のような形状の電動モビリティから開発はスタートしているが、UNI-ONEではさらに安定の2輪走行へと進化。座面を上下させることができるため、立っている人や座っている人と接する際に座面を動かせば、周囲の人と目線の高さを合わせることも可能だ。

 座面上昇時(ハイポジションモード)には体を傾けて体重移動するだけで歩行しているかのような感覚で移動でき、座面下降時(ローポジションモード)には安定感のあるジョイスティックで移動が可能。両手が空くことの自由、目線が高くなることによって得られる解放感は、従来の商品にはない魅力といえるだろう。

 ハイポジションモード時の横幅は58cmと意外にもスリムで、人と接する際にも距離が生まれない。屋外で使用することを想定して作られているため、電装ユニットの防水性能にも配慮されている。さまざまなシチュエーションでの配慮・思いやりにあふれた同モビリティには、ホンダ独自の優れた技術がふんだんに詰め込まれている。

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