1ミリ以下の動きも検出可能! ボルボがつくった精密レーダーは子どもの「車内置き去り」を根絶できるか

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来る2022年11月に発売されるボルボのSUV「EX90」。ピュアEVであると同時にボルボの事実上のフラッグシップとなるこのクルマには、非常に多くの最新安全デバイスが装備されているのが特徴だ。

250m先の人間も検出

 近年、考古学分野や地理分野などで、立体対象物をレーザースキャニングしコンピュータ処理の上で3D映像化したものがTVなどで紹介されることが多いが、そこで測定に使われているのがLiDARである。

 ボルボが今回EX90で採用したLiDARは、最大で250m先の人間を検出することができるほか、タイヤのような黒い物体であっても120mの距離で検出可能。

 これらはタウンスピードから高速道路走行時までカバーすることが可能であり、フル活用することで衝突回避率を9%向上させ、その結果、重大事故の20%を回避することが可能と推測されている。

 まさしく新時代の安全性向上デバイスであると言って良いだろう。

 ボルボEX90に搭載が予定されている安全デバイスは、車外を監視するものだけではない。もうひとつその効果が期待されているのが、ドライバー自身のモニターシステムである。

 これは、車内を監視するふたつのカメラと静電容量センサー付きステアリングを併用することで、ドライバーの視線パターンをモニタリング。ドライバーはきちんと運転に集中できているか? 注意は散漫になっていないか? といったことを総合的に判断する。

 必要に応じて段階的に警報を発し、これらの警報にドライバーが反応せず深刻な状況と判断された場合には、自動的にハザードランプのスイッチが入り、周囲の状況を確認しながら減速、安全に路側に寄り、停止するといったモードまで搭載されるという。

 これは、ドライバーが運転中に急病で意識を失った場合など、緊急を要する事態において極めて有効なデバイスであると言ってよいだろう。

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