ベルリンで世界最大「鉄道見本市」開催 日中韓メーカーが出展、もっとも存在感のあった国はどこか?

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世界最大の鉄道見本市「イノトランス」が、4年ぶりにドイツのベルリンで開催。各国のメーカーが威信を掛けて展示した最新技術による車両を紹介する。

延べ来場者数15万人の大イベント

ベルリンで開催されたイノトランス(画像:橋爪智之)
ベルリンで開催されたイノトランス(画像:橋爪智之)

 世界中のメーカーや鉄道会社が一堂に会する、世界最大の鉄道見本市「イノトランス」が、4年ぶりにドイツのベルリンで開催された。

 もともと隔年の開催で前回は2020年に開催予定だったが、新型コロナ禍の影響で2021年に延期されるも、まだ開催には時期尚早ということで中止となり、結局4年ぶりとなる2022年の開催となった。

 前回の2018年には、約60か国から3000社以上が出展しており、延べ来場者数は15万人に達する大型イベントとなっており、4年ぶりとなった今回も、規模としてはほぼ変わらない程度になるだろうと予想されている。

 そのイノトランス最大の特徴と言えば、本線から引き込まれた線路によって、会場内へ実物の鉄道車両をそのまま引き入れて展示できることで、今回も各メーカーの新型車両が所狭しと展示され、その数は140車種を超える。

 展示内容は実にさまざまで、車両やインフラなどはもちろんのこと、細かい部品などに至るまで、とにかくその展示される数は半端なく、とても1日で全てを見切ることは不可能だ。

 何しろ、会場の中を単純に横切るだけで、軽く15分以上は歩かされるので、ある特定の展示を目指すのであれば、会場のどこにあるのかを事前に確認しなければ、探し出すことができないばかりか、迷子になりかねないほどである。

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