「ダイヤ回復」AIで自動化 人間の運転整理を学習、有効性検証へ JR九州・日立

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JR九州と日立製作所が、AIを活用した運転整理業務自動化の、実フィールドでの有効性検証を始める。技術の精度向上や輸送指令員の業務効率化、ダイヤ回復の時間短縮を目指すという。

AIは、熟練者と同等の運転整理ができるのか?

AIを活用した運転整理業務の概念図(画像:JR九州)。
AIを活用した運転整理業務の概念図(画像:JR九州)。

 2021年4月から、JR九州と日立製作所がAI(人工知能)を活用した運転整理業務自動化の、実フィールドでの有効性検証を始める。

 事故や災害なとで列車の運転ダイヤが乱れた際、現在は輸送指令員により、列車を運休させたり、運転区間を変えたりして正常ダイヤに戻す「運転整理」が行われている。

 両社は1月、AIを活用して運転整理を自動化するプロジェクトを開始。日立の鉄道運行管理用AIにJR九州のフィールドデータを組み込み、さらにJR九州の知見やノウハウなどを組み合わせてAI学習モデルの検証に取り組む。

 今回の取り組みでは、過去に輸送指令員が行った運転整理をAIに学習させ、熟練者と同等の運転整理や、人手では困難な複合的な要因を踏まえたダイヤ変更案作成の高速化などに関する有効性を検証。これにより、技術の精度向上や輸送指令員の業務効率化、ダイヤ回復の時間短縮を目指すとしている。