突風も「AIで探知」 JR東日本が2路線に導入 進路予測をより正確に
過去のパターンをふまえて「賢く」なった。
JR東日本は2020年10月6日(火)、列車運転規制に用いられる突風探知システムについて、AIを活用した探知手法を導入することを発表した。
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この突風探知システムは、庄内砂丘に設置された「ドップラーレーダー」を用いて突風の原因となる上空の渦を探知、追跡するもので、2005(平成17)年12月に発生した羽越本線の脱線事故をうけて、突風による事故対策の一環として羽越本線および陸羽西線の一部区間で実施されているもの。
上空の渦の探知には、渦でないものを渦と誤認してしまうなどの課題があったが、気象庁気象研究所とJR東日本が共同で研究を行い、渦か渦でないかのパターンをAIに学習させ探知精度を向上させる手法を開発、実用化に至ったという。
AIを用いた突風探知手法による列車運転規制は、2020年11月1日(日)に開始予定。(提供:乗りものニュース)