カブ、ユンボ、セスナ……実は商品名なのに「一般名詞化」 いったいなぜ?

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優れた商品・製品は、固有名詞を超えて一般名詞化するという例がしばしば見られる。モビリティ業界における例とそれぞれのルーツを紹介しよう。

業界だけでなく一般市民にも浸透

マックACの構造的特徴だったチェーン駆動のリアアクスル。これは意図的に修理しやすい部分に弱い箇所を持たせることで、重要部分を保護するという優れた設計思想ゆえだった(画像:矢吹明紀)
マックACの構造的特徴だったチェーン駆動のリアアクスル。これは意図的に修理しやすい部分に弱い箇所を持たせることで、重要部分を保護するという優れた設計思想ゆえだった(画像:矢吹明紀)

 興味深かったのは、この例えは建設や輸送といった現場関係者の間だけで流通したものではなく、ごく一般的な市民の間でも定着した認識だったということである。

 1920年代のアメリカにおいて、マックACがいかに親しまれていたトラックだったのかが分かるエピソードである。

 マックが早い段階から優れた信頼性を勝ち得た理由に、最初から使用するコンポーネンツは全て自社製だったということがあった。

 1910年代当時、トラックを構成するパーツやコンポーネンツの中で、エンジンやトランスミッション、アクスルケースなどを全て自社開発製造することは困難で、アメリカでは大半のトラックメーカーは他社から購入していた。

 それゆえにアメリカでは、こうしたコンポーネンツメーカーが大きく成長する理由にもなっていた。

 一方、マックは初期から全てのコンポーネンツを自社で設計製造していたことをセールスポイントとしており、実際に品質管理の徹底ぶりでは他社を大きく引き離していた。

 それゆえの丈夫さだったというわけである。

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