JR西「多拠点生活」推進に本腰 滞在サブスク「HafH」+新幹線・特急4割引で実験
北陸、岡山、下関を新たに追加
KabuK StyleとJR西日本、JR西日本イノベーションズは2021年3月17日(水)、「JR西日本×住まいサブスク」実証実験の第2弾を4月~6月に実施すると発表した。
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KabuK Styleは毎月定額で多拠点に住むことのできるサービス「HafH(ハフ、Home away from Home)」を2019年4月から展開している。2021年2月末現在、36の国・地域、423都市の630拠点に定額で滞在できる。
「JR西日本×住まいサブスク」の実証実験は、関係人口市場の拡大や移動促進による地域活性化などを目的に第1弾が2020年9月~11月に実施された。大阪~広島、福岡~広島、大阪~白浜の格安きっぷを用意しワーケーションや多拠点生活といった新しいライフスタイルを提示。結果、5泊以上の長期滞在化する傾向が見られたこと、独身だけでなく家族利用のニーズもあること、JR西日本を日常で使っていない人の参加が一定数であったことなどが分かったという。
今回の第2弾は規模を大幅に拡大し、対象は抽選で選ばず、すべてのHafH会員(おためしHafH・おやすみHafH会員を除く)とする。対象区間も新たに金沢・福井・岡山・下関などを追加し、大阪市内~岡山3300円、大阪市内~下関8300円、博多~岡山7200円、大阪市内~金沢4300円など、JR西日本の計16区間を約40%安く設定した「会員専用WEB割引きっぷ」を提供する。対象主要駅でのレンタカー割引(24時間3900円)や、現地イベントの開催なども予定している。
KabuK Styleはこの実証実験により、利用動向などのデータ蓄積と検証を重ね、住まいの定額制サービスを移動も含めたものに発展させていく方針としている。