もはやレジャー施設? 全国各地の「鉄道ミュージアム」が近年、大変身を遂げている理由
子連れファミリーに人気

国内には、子どもに人気のある鉄道をテーマにしたレジャー施設が多く存在する。
代表的な大型施設は鉄道ミュージアムで、鉄道博物館(埼玉県さいたま市)を筆頭に、
・京都鉄道博物館(京都府京都市)
・碓氷峠鉄道文化むら(群馬県安中市)
・三笠鉄道記念館(北海道三笠市)
・リニア・鉄道館~夢と想い出のミュージアム~(愛知県名古屋市)
などがある。
これらの施設は本来、車両や技術の展示保存を主な目的にしたミュージアムで、特に子どもが対象と言うわけではないが、子連れファミリーのレジャーの
「よい受け皿」
としても機能しているのが実情だ。
人気のある施設は、鉄道模型が走行する大型レイアウトや運行シミュレーターなどアミューズメント性の高い展示が導入されている。また、公的施設や企業ミュージアムであるため、子ども料金が数百円程度と比較的低価格に抑えられていることも子連れファミリーの利用促進につながっている。
ミュージアムではそのほかにも、鉄道模型のミュージアム「原鉄道模型博物館」(神奈川県横浜市)も子どもに人気がある。
「遊び」フォーカスの施設続々

近年開発された鉄道ミュージアムでは、幼い子どもの「遊び」を重視する傾向が見られる。
鉄道開業150周年を記念して2022年4月のオープンした小倉工場鉄道ランド(福岡県北九州市小倉北区JR九州小倉総合車両センター内、利用は団体ツアー参加者のみ)は、クルーズトレインのデザインで有名な水戸岡鋭治氏の作品、小倉工場の歴史の展示からなるミュージアムだ。それ以外にも、施設内を周回するミニトレインや木のボールプール、ブランコなど子どもが遊べるエリアが整備されている。
子どもの遊びを強く意識して開発されたのは、2013年10月にオープンした京王れーるランド(東京都日野市)だ。子育てファミリーを中心に安心して楽しめることをコンセプトとしており、鉄道ミュージアムの定番である車両展示やシミュレーター、ジオラマのほかに、子どもが電車目線になって走行感覚で遊べるプレイグラウンド「アスれーるチック」、プラレールで遊べるエリア、屋外のエリアを周回するミニ電車などが導入されている。2018年10月には京王れーるランドアネックスがオープンした。
また、2016年12月にグランドオープンしたおかでんミュージアム(岡山県岡山市)は、鉄道を擬人化した子どもに人気のアニメ「チャギントン」をテーマにした施設。施設内はチャギントンの世界を模して、チャギントンのシアターやプラレールのプレイルームなどが設置されている。また、「おかでんチャギントン」として、登場するキャラクターの路面電車が実際に街中を走行している。