トラックドライバーの本音? なぜ彼らの「6割」は“青切符”後の道路に不安を強めているのか
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自転車「青切符」導入から1か月。だが、物流現場ではなお警戒感が消えていない。Azoop調査では、トラックドライバーの58.5%が「自転車の車道走行増加」に不安を抱き、交差点や通勤時間帯への危機感も浮上した。制度変更だけでは埋まらない、都市インフラと輸送現場の摩擦が表面化している。
仕事と生活が交錯する認識の差

道路で最もやめてほしいと思われる動きは何か――調査によれば、急な飛び出し・割り込みが37.3%と最も多く、次いで信号無視(17.6%)、スマホ運転(12%)が並ぶ。ここで重く受け止めるべきは、相手の動きが読めず、こちらの手が打てないことへの戸惑いだ。
特に左折の際に巻き込みやすい位置にいる(11.3%)という懸念には、大型車両の死角や内輪差といった身体的限界と、自転車側の意識の間にある大きな開きが表れている。漕ぐ側が車両としての責任を意識しない限り、トラック側がいくら気をつけても事故の種を完全に取り除くのは難しい。急ブレーキによる荷物破損の恐れを抱えるトラックにとって、予期せぬ割り込みは避けようのない事態であり、現場の重荷となっている。
この調査が浮き彫りにしたのは、立場によって
「道路の捉え方」
が全く異なっているという現実だ。トラックドライバーにとって道路は、時間に追われながら安全を守る厳しい仕事の場である。一方で、自転車を走らせる人にとっては暮らしを支える移動の場であり、自由な空間でもある。また行政はルールを当てはめる管理の場と捉え、社会全体としては交通の流れを整える場と見ている。
同じ場所を使いながら、向いている方向がこれほど違えば、あちこちで摩擦が起きるのは当然だろう。こうした目的の食い違いが、危なさへの感じ方の差となって現れている。投資家や荷主から見れば、事故が起きやすい環境で車を走らせ続けることは、そのまま損失に直結する大きなリスクにほかならない。今の道路には、それぞれのいい分をすべて受け止めるだけのゆとりが、もう残されていないようだ。