「ホンダ流」の再起動! 新型EV「予約7000台」が示す二輪発の勝ち筋、四輪・二輪の再定義が進む企業構造転換

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ホンダの2025年3月期決算は、四輪売上14兆4678億円に対し二輪は3兆6266億円と規模で劣る一方、営業利益は二輪6634億円、四輪2438億円と収益力が逆転する構図が鮮明となった。アジアで2057万台を売る二輪の稼ぐ力が、EV戦略転換を迫られる四輪の投資と再編を下支えしている。

14兆円事業の収益格差と舞台裏

ホンダのロゴマーク(画像:AFP=時事)
ホンダのロゴマーク(画像:AFP=時事)

 ホンダの2025年3月期決算を眺めると、二輪と四輪というふたつの事業が描くコントラストに目が留まる。四輪事業の売上収益は14兆4678億円にのぼり、3兆6266億円の二輪事業を規模で大きく引き離している事実は変わらない。

 ただ、利益の出方となると話は別だ。営業利益は四輪が2438億円であるのに対し、二輪は6634億円。利益率に直せば四輪の1.7%に対し、二輪は18.3%を叩き出しており、稼ぐ力の差は歴然としている。

 もっとも、この14兆円を超える四輪の売上規模が無意味なわけではないだろう。世界中に広がるユーザーとの繋がりを保ち、これからの移動サービスを下支えする土台を守っている、とも受け取れるからだ。1.7%という低い数字も、これまでの物作りを土台とした仕組みから、次世代の形へと移り変わるための、いわば準備期間のようなものかもしれない。

 販売台数371.6万台を動かし、ホンダという名前を世に示し続ける四輪事業。それを支えるのは、年間2057.2万台を売り上げる二輪事業が生み出す、厚みのある資金だ。この安定した稼ぎが、四輪側の仕組みを変え、新しい技術への投資を促す力強い後ろ盾となっている。

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