「ハイブリッド車は現実解だ」 トヨタ収益50兆円突破――北米市場で際立つ独走と車種戦略の核心とは
営業収益50兆円で過去最高を更新したトヨタだが、営業益は1兆円減の3.8兆円となった。米追加関税1.4兆円の影響を受けつつも、北米HV販売293万台で伸長。車種戦略と20年の蓄積が競争力差を広げている。
収益50兆円突破と北米市場の独走

トヨタは2026年5月8日、2026年3月期の決算を発表した。営業収益は国内企業として初めて50兆円を超えた一方で、営業利益は前年から1兆円減少し3.8兆円となった。減少の大きな背景として、米国の追加関税の影響が1.4兆円規模に上ったことがある。
一方で、北米市場の販売台数は293万4000台(前年同期比108.5%)となり、ハイブリッド車(HV)を中心とした電動車が堅調に推移した。ホンダは160万5000台(同97%)、日産は34万2000台(同94%)、マツダは58万2000台(同94%)と、各社とも米国の追加関税の影響を受け販売台数が減少している。そのなかでトヨタの動きは目立つ結果となった。
こうした差はどこから生まれているのかが焦点となる。