「トラックがいるから停められない」 昼間のコンビニ駐車場に集まる不満の声! 56%が求める“アクセスのよさ”はなぜ摩擦の火種になるのか
コンビニに対する不満の全体像

寄せられた3721件の生の声に耳を傾けると、消費者が抱く不満の根は思いのほか深い。いくつか具体的に見ていこう。
・都市部のコンビニではお手洗いが借りられない、商品を買うから貸してほしい(男性29歳)
・仕方ないとはいえ平日の昼時はトラックの運転手などが駐車してそこで食事をしているので車が止められない(男性31歳)
・スーパーに比べてどうしても高い。レジ待ちの列に並ぶとき、狭い(男性40歳)
・クーポンが使えないなどセルフレジの利便性があまり良くないこと(男性49歳)
・同じコンビニ名でもお店によって置いてある商品が違うところ(女性17歳)
・セルフレジでも定員さんにバーコードを読み取ってもらう必要があるなど、完全セルフではないこと(女性30歳)
・店員さんがだいたい忙しそう。レジ袋が有料になったけど、サッカー台みたいなスペースがない場合が多いので、荷物いれる時に焦る(女性40歳)
・キャンペーンの商品はすぐに売り切れてしまうことが多い(女性58歳)
といった、近年のサービスの変化にともなう不便さまで多岐にわたる。なかでも、象徴的なのが
「仕方ないとはいえ平日の昼時はトラックの運転手などが駐車してそこで食事をしているので車が止められない」
という指摘だ。こうした不満の数々は、現在のコンビニの敷地や設備が、求められる役割の重さに追いつかなくなっている現実を示している。レジ待ちや袋詰めのスペースが足りないという声は、限られた面積のなかで効率を高めてきた店舗運営が、物理的な限界に近づいていることの表れである。そこに長時間の駐車という回転の遅い利用が加わり、負担がさらに増している。本来、高密度な運営を前提として成り立ってきた仕組みが、維持しにくくなりつつある状況だ。
特に駐車場の混雑問題は根が深い。一般客が感じる不便さは、本来なら輸送会社が負担すべきドライバーの休憩場所を、コンビニ側が土地代という形で肩代わりしている構図から生まれている。
道を行き交う人々や荷物を運ぶ車にとって、一息つける場所を用意するのは本来、行政や道路管理者の仕事のはずだ。その公的な機能が欠けているために、しわ寄せがすべて身近な店舗に集まってしまう。消費者が漏らす不満の数々は、社会の土台が足りないせいで生じた重荷を、一民間の店舗が背負わされている歪な状況を浮き彫りにしている。