「テスラ1強」の崩壊? 米Z世代の7割が「中国製EV」を支持する根本理由

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米国は中国製EVに100%の関税を課し流入を止めた。それでも消費者の関心は消えていない。調査では中国車の購入検討が38%、Z世代では69%に達した。販売現場の警戒と消費者の実利志向の間で、米国EV市場の勢力図が揺れ始めている。

高い認知度と浅いブランド理解

 回答者のほぼ半数は、中国の自動車ブランドをいくつか知っていると答えている。ただ、その理解は深いとは言えない。比亜迪(BYD)の認知度は35%と最も高いものの、傘下のデンツァやヤンワンといった個別ブランドまで把握している人は17%にとどまる。ディーラー側の認識も大きくは変わらない。サブブランドを含めてBYDを知っている割合は25%だった。

 この結果から見えるのは、消費者が個々のメーカーを細かく見分けているわけではないという点だ。むしろ、

「中国メーカー全体が進めている電動化の流れをまとめて受け止めている」

特定のブランド名を覚えていなくても、安価で新しい技術を備えた車が一群となって現れている、という印象である。今後、供給側が個々のブランド名を広く知られるようにし、不透明な印象を薄めて信頼を積み重ねていけば、市場の勢力図が変わる可能性はあるだろう。

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