「無人フォークリフト」で倉庫は本当に救えるのか?――1台1000万円超、前向きだった現場担当者が突然沈黙する理由

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物流現場の人手不足は深刻で、輸送従事者の有効求人倍率は2.27倍に達する。無人フォークリフト(AGF)は搬送作業の効率化に期待される一方、高額な導入費用や現場での共存課題が課題となっている。

物流責任者の慎重さ

AGF(無人フォークリフト)(画像:トヨタL&F)
AGF(無人フォークリフト)(画像:トヨタL&F)

「はじめは前のめりで聞いてくださるのですが、すぐに反応が鈍くなります」

ロボットや自動化機器の導入支援を行うコンサルタントのA氏は、筆者(井上ダイスケ、物流ライター)との情報交換のなかでこう話した。

 A氏は、人手不足に悩むさまざまな業界の事業者と接してきた。そのなかでも物流業界の課題は特に深刻だ。課題を聞き取り、解決策のひとつとして無人フォークリフト(AGF)を提案するという。

「ほとんどの担当者さまは、導入に前向きに考えてくださいます」

最初は自社倉庫の問題解決に向けてAGFに期待を寄せる。しかし、実際の導入となると状況は簡単ではないようだ。

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