「無人フォークリフト」で倉庫は本当に救えるのか?――1台1000万円超、前向きだった現場担当者が突然沈黙する理由
物流現場の人手不足は深刻で、輸送従事者の有効求人倍率は2.27倍に達する。無人フォークリフト(AGF)は搬送作業の効率化に期待される一方、高額な導入費用や現場での共存課題が課題となっている。
AGF市場の拡大

こうした背景もあり、AGF市場は活発化している。国内では豊田自動織機(トヨタL&F)、三菱ロジスネクスト(旧ニチユ)などの大手フォークリフトメーカーをはじめ、ロボット関連のスタートアップも参入している。海外メーカーのAGFを導入する企業も増えており、自動車大手のマツダは中国VisionNav社製AGFを、大王製紙はフランスBALYO社製AGFを導入している。
自動化の動きは、物流最大級の展示会「国際物流総合展」の来場者数の増加からも読み取れる。2023年は4万4640人だったのに対し、2025年には過去最多となる5万2856人(18%増)を記録した。
国際物流総合展の主役は自動化機器である。各社が展示するロボットや自動化システムは、見た目のインパクトもあり来場者の注目を集める。AGFもその一角を担い、物流業界の課題解決の手段として注目されている。