SNSで「工場再開」が話題に ルネサスエレクトロニクスの製造する「パワー半導体」とは何か
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ルネサスエレクトロニクスが、半導体の生産を2024年中に再開すると報じられた。同社はパワー半導体の生産を予定しており、投資額は約900億円としている。世界的な増産の動きの中で、各社によるエンジニアの争奪も盛んだ。
増産を続ける中国

工場再開に伴うルネサスの投資額も大きい。同社では甲府工場再開にあたって、大量生産に適した直径300mmのウエハー(大型基板)のラインを設置。投資額は約900億円としている。
脱炭素に向けて普及が見込まれるEV。それに欠かせないパワー半導体を巡って、国内ではルネサス以外にも東芝や富士電機、三菱電機なども増産に向けて動いている。
空洞化が進む日本の産業の中でパワー半導体は日本企業が一定のシェアを残している分野だ。かつ、国内には需要の多い自動車メーカーも多い。EVの普及は日本の製造業にとって最後の復活のチャンスといえるだろう。
ただ、世界市場ではライバルも多い。
現在、大規模なパワー半導体の増産を続けているのが中国だ。『日経新聞』2022年5月11日付電子版によれば、半導体の業界団体SEMIジャパン(東京都千代田区)の会員となっている製造装置メーカーが初めて取引する新興メーカー22社のうち、実に12社がパワー半導体を生産品目に定めているという。
世界的な増産の動きの中で、各社によるエンジニアの争奪も盛んだ。
「キオクシアは中途採用者数を19年度の113人から20年度には275人に引き上げ、21年度は280人を採用。うち8割がエンジニア」となっている(『日本経済新聞』電子版2022年4月30日付)。この記事によると、台湾メーカーでは給与水準が
「日本の2倍近くになる例もある」
としており、引き抜きもあとを絶たないとしている。
普及が始まったばかりだと思われているEV。しかし世界的な増産体制を見ると、あと十数年もすれば、街なかを走る車のEV割合はかなり多くなっているかもしれない。