EV所有率「たった1%」、ネックは価格?充電設備? 7000人調査の結果とは
パーク24が発表したアンケート調査によると、電気自動車の所有率は1%にとどまる。購入の障壁となっているのは何か。
レギュラーガソリン車の所有73%
パーク24はこのたび、約7000人を対象に「電気自動車」に関するアンケート調査を実施し、結果を発表した。
調査は2022年2月、同社のドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員6940人に対して非公開型インターネットアンケートで行われた。
それによると、現在保有している自動車のエンジンタイプは「レギュラーガソリン車」がダントツの73%。次いで「ハイブリッド車」(18%)「ハイオクガソリン車」(14%)が並び、「電気自動車」は1%だった。
この保有率は、2016年の調査開始以来ほぼ変動していないという。日本自動車販売協会連合会の「燃料別販売台数(乗用車)」(2021年)も同様に1%となっている。
一方、電気自動車を運転したことがあるかを尋ねる問いでは「ある」と答えた割合は17%に及ぶ。運転したことのある場面は「レンタカー」が最も多い27%、「カーシェアリング」が24%と続いた。
「価格が手頃になったらEVを購入したい」と考える人の割合は38%で、「購入するつもりはない」(22%)を上回っている。ほか、「EVステーションが増えたら購入したい」という人も18%いた。