「最先端」の正体はポンコツだった? サンフランシスコ大停電で見えた「ロボタクシー」の“自律”の限界

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サンフランシスコで13万人が影響を受ける大規模停電が発生。ウェイモのロボタクシーは立ち往生し、クラウド依存の自律走行の脆弱性と都市インフラへのリスクが浮き彫りになった。

求められる3つの解決策

 解決策には、次の3点が挙げられる。そのひとつは、専用通信網の義務化である。スペースX社が提供するスターリンクのように、低軌道衛星などを用いたバックアップ通信を型式認定の必須条件とする。これによって、停電時においても堅牢な通信網が確保される。

 次に物理退避プロトコルによって、通信が途絶えても警察などが現場でロボタクシーを動かせるように、標準化された物理インターフェースを実装する。通常は無人で運行していても、緊急時には即時に対応できる体制を整備することで、今回のような立ち往生によって交通を遮断する事態は回避できるだろう。

 さらに、リアルタイムによる台数規制も検討の余地がある。通信網の混雑度やインフラ状況に合わせて、走行台数を自動で制限する「安全枠」の法制化が必要である。ウェイモによる公式見解では、多数のロボタクシーからの要求処理が追い付かなくなったことが原因とされており、運行台数の管理を徹底することで最悪の事態は免れるだろう。

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