「9連休でも帰りません」 年末年始の帰省、もはや“苦行”になったのか? 6割が「予定なし」を選択する、慣習の合理的終焉

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2025年の年末年始、9連休でも「予定なし」が6割超、帰省は2年連続減少。都市と地方で変わる移動の価値観は、交通・宿泊・地域経済に直接影響し、移動が義務から選択へと変化しつつある。

帰省負担と相談困難

帰省イメージ(画像:写真AC)
帰省イメージ(画像:写真AC)

 帰省が負担になる理由は、移動時間や費用だけではない。2023年7月にgreedenが発表した調査では、義理の実家に帰省する妻(対象1001人)の6割以上が

「憂鬱」

と感じている。理由の最多は気を使うことがストレスで80.1%だった。休みなのに休めない、義理の家族とうまく話せないといった回答も多い。

 注目すべきは、義理の実家で特別に嫌な経験がなくても、6割以上が憂鬱だと答えている点だ。帰省は、楽しみよりも役割を果たす場になっている人が少なくない。

・家事
・挨拶
・同調

といった行動が暗黙に求められ、それを断りにくい状況が続いている。こうした心理的負担が、長距離移動やピーク時の公共交通利用の抑制につながっている可能性もある。

 帰省が憂鬱だと夫に相談できていない妻は51.3%に上る。相談しても解消しない、夫婦関係が悪くなるのが怖いといった理由が並ぶ。一方で、7割以上が本音では誰かに相談したいと答えている。

 家族内での話し合いが成立しにくい状況は、移動を控える選択に直結する。結果として、交通や宿泊、地方経済の需要にも影響することが明らかになっている。

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