「白紙に戻すべきではない」北陸新幹線延伸、維新8ルート提示で再燃! 米原・湖西・舞鶴案、一本化は見通せるのか

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北陸新幹線の大阪延伸を巡り、2016年に決まった小浜・京都ルートが再び揺らいでいる。建設費は最大2兆円規模、環境影響や自治体負担への懸念も噴出。維新は過去案8ルートを再提示し、与党PTで再協議へ。膠着を打破できるのか、利害が錯綜する延伸計画の行方を追う。

福井県副知事は維新の方針に反発

北陸新幹線(画像:写真AC)
北陸新幹線(画像:写真AC)

「これまでの議論を白紙に戻す進め方は、沿線の意向を無視したもので、極めて遺憾。これまでの議論を前に進めてもらいたい」。12月上旬、福井県議会。杉本達治知事のセクハラ辞職で知事職務代理者となった中村保博副知事は、自民党福井県議会と民主・みらい両会派の代表質問に答え、北陸新幹線大阪延伸ルートの見直しを進める日本維新の会を批判した。

 福井県は小浜・京都ルート推進の旗振り役を務めてきた。中村副知事は今後の方針について「県議会とともに県民の思いを伝えていきたい」と述べ、小浜・京都ルートでの全線開業を訴える姿勢をあらためて示した。

 しかし、福井県知事選は年明け早々の告示日となる見込みで、自民党や参政党、共産党が候補擁立に向けた動きを見せ、当選者次第で福井県の方針が変わることも考えられる。福井県新幹線建設推進課は「選挙後の対応は答えようがない」と言葉を濁した。

 混迷が続く北陸新幹線の大阪延伸で日本維新の会はルート検討のたたき台として8案を自民党に提示することを決めた。近く初会合が開かれる自民・維新の与党プロジェクトチーム(PT)で協議に入る。

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