「日本の小型車 = 本当にカワイイ」 トランプ発言が仕掛けた「軽」ショック! 5万ドル米国市場の価格高騰を止める特効薬は何か?

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米国新車平均価格は5万ドル超、過去5年で25%上昇した。低価格小型車の供給不足が続くなか、トランプ政権は軽自動車導入に言及。日本メーカーの米国市場適応が価格二極化解消のカギとなる。

米国軽自動車市場の可能性

ドナルド・トランプ米大統領(画像:EPA=時事)
ドナルド・トランプ米大統領(画像:EPA=時事)

 米国時間2025年12月3日、トランプ米大統領は米国内での軽自動車の製造・販売を認める方針を示したと報じられた。ホワイトハウスでの会見で、トランプ氏は日本などで普及している小型車を「とても小さくて、本当にかわいらしい車だ」と評価した(『日本経済新聞』2025年12月4日付け)。ただし、同氏が指すのが一般的な小型乗用車なのか、日本独自規格の軽自動車なのかは明確でなく、現時点では憶測にすぎない。

 トランプ氏はホンダを名指しし、「素晴らしい仕事をしているのに、米国で生産が認められていなかった」と指摘した。日本の小型車についても「低価格で、人々に新車を持つ機会を与えている」と述べた。

 現在の米国には「軽自動車」規格は存在しない。

・衝突基準
・排ガス基準
・車幅基準

などは日本規格と連動しておらず、日本の小型車をそのまま米国で販売することはできない。

 一方、米国の新車平均価格は高止まりしており、2025年10月には初めて5万ドル(約775万円)を超えた。過去5年間で25%超上昇しており、高価格の

・ピックアップトラック
・スポーツタイプ多目的車(SUV)

に人気が集中していることが背景にある。その結果、自動車の保有期間は延び、平均使用年数は12年を超えた。こうした価格高騰は政治問題に発展する懸念もあり、トランプ政権は燃費規制緩和や特定関税撤廃などを通じて自動車価格の抑制策を進めている。

 米国市場の小型車に関する安全性評価や燃費最適化基準は、大型車を中心に調整されている。このため制度面や技術面で不整合が生じ、小型車には不利な条件が残っている。

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