「日本の小型車 = 本当にカワイイ」 トランプ発言が仕掛けた「軽」ショック! 5万ドル米国市場の価格高騰を止める特効薬は何か?

キーワード :
,
米国新車平均価格は5万ドル超、過去5年で25%上昇した。低価格小型車の供給不足が続くなか、トランプ政権は軽自動車導入に言及。日本メーカーの米国市場適応が価格二極化解消のカギとなる。

低価格帯市場の復活

日本の軽自動車(画像:写真AC)
日本の軽自動車(画像:写真AC)

 2030年ごろには、FMVSSの部分改定や小排気量車カテゴリー新設に関する議論が活発化する見通しである。州単位で小型車を先行導入する動きが出始め、一部の州では製造・販売が可能になる可能性もある。またCAFE規制の係数修正が進み、小型車の市場参入ハードルが一部で緩和される見込みだ。

 2035年ごろには、日本メーカーが米国版小型車の量産体制を確立し、長らく空白だった1万ドル以下の低価格帯市場が復活する可能性がある。これにより大型車主導の米国市場に第三の価格帯が形成され、価格の二極化が緩和されるだろう。

 米国市場における小型車普及のカギは、政治的好意ではなく、制度改革、技術開発、価格帯形成の三点にある。軽規格をそのまま輸出するのではなく、米国市場を前提にした新しい小型車体系を構築できるかどうかが、10年後の勝敗を決定づけるだろう。

全てのコメントを見る