池袋事故きっかけ 違反歴ある「高齢運転者」に実車試験、改正道交法あす施行
「高齢運転者対策の充実・強化を図るための規定の整備」を盛り込んだ道路交通法が2022年5月13日に施行される。改正の契機となったのは、2019年4月に起きた東京・池袋での死亡事故だった。
免許更新に掛かる費用は約1万円

70歳以上では、免許更新にどれくらいの費用が必要かを次にまとめる。
(1)更新手数料 2500円
(2)認知症検査 1050円
(3)高齢者講習(2時間) 6450円
(4)高齢者講習(1時間) 2900円
(5)運転技能試験 3550円
70歳以上75歳未満の場合は(1)+(3)となり、8950円。
一定の違反歴がない75歳以上の場合は(1)+(2)+(3)となり、10000円。
一定の違反歴がある75歳以上の場合は、(1)+(2)+(4)+(5)で、10000円となる。
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今回の「高齢運転者対策の充実・強化を図るための規定の整備」は、75歳以上の免許更新と注目されがちだが、実は70歳以上の更新時に高齢者講習が追加された点には注意したい。
現在70歳未満であっても、親族や知人に聞かれた時のために、概要を頭に入れておいてもよいのではないだろうか。