「四国一しょぼい駅」は卒業! 新駅舎開業から1年、「JR松山駅」の潜在力はなぜ活かせないのか?
四国の県庁所在地にあるJR四国の中心駅で最もしょぼいといわれてきた愛媛県松山市の松山駅が高架の新駅舎に移って1年余り。松山市が進める駅前再開発はいまだに全体像が見えないままで、県民から不満の声が出ている。
不安残るアリーナ

西口は土地区画整理事業が行われている。道路や公園などを整備し、区画を整えて土地利用の促進を図る事業で、対象は松山駅周辺約16.7ha。都市基盤が未整備なまま、無秩序に市街地が広がっているのを解消する狙いがある。完了は2028年度中を目指している。
市は取得予定の車両基地跡約9250平方メートルに収容5000人以上のアリーナを整備する基本計画を7月にまとめた。プロバスケットボールチーム「愛媛オレンジバイキングス」の本拠地としたい意向だ。
だが、状況は混とんとしてきた。愛媛県松前(まさき)町がアリーナ建設計画を発表するなど、候補地がいくつか浮上し、争奪戦に発展する可能性があるからだ。チーム運営会社は市を有力候補としながらも、県全域から本拠地を決める方針を明らかにした。土地区画整理事業の完了後に着工できるかどうかは予断を許さない。
東口は市が9月市議会で伊予鉄路面電車の松山駅前電停を2026年度、駅側へ約30m移設する計画を示した。現在は松山駅から地下道を通って移動しているが、移設で乗り換えがより便利になる。