「四国一しょぼい駅」は卒業! 新駅舎開業から1年、「JR松山駅」の潜在力はなぜ活かせないのか?
四国の県庁所在地にあるJR四国の中心駅で最もしょぼいといわれてきた愛媛県松山市の松山駅が高架の新駅舎に移って1年余り。松山市が進める駅前再開発はいまだに全体像が見えないままで、県民から不満の声が出ている。
開業効果の短命化

四国の県庁所在地にあるJR四国の中心駅では、徳島駅(徳島県徳島市)に1993(平成5)年、18階建ての駅ビルが完成、ホテルとショッピングセンターが入った。高知駅(高知県高知市)は2008年、高架駅に生まれ変わっている。高松駅(香川県高松市)は2024年、約60店が入るショッピングセンターを増築した。
松山駅だけが取り残される形となったことに、県民から
「四国一しょぼい県庁所在地の中心駅」
と自虐ネタにされていた。新駅舎の開業はそんな県民の不満を吹き飛ばし、新しくなった松山駅を見ようと列車でやってくる乗客が1、2割増えた。
だが、その人気も年が明けて2025年に入ると落ちる。だんだん通りの売り上げは計画を下回るようになった。物販店の従業員は
「駅前がこんな姿だから、開業効果がすぐに終わったのかもしれない」
と苦笑する。