バック駐車のNG行動! 「止めたままのハンドル」がクルマを痛めていた
都市部で駐車時に多く見られる「据え切り」は、タイヤや操舵系に偏摩耗や摩耗を生じさせ、燃費や部品寿命に影響する。1013人調査では半数以上が駐車操作に不安を抱え、こうした操作は維持コストや車両価値、カーシェア・レンタル運用効率にも直結する重要課題である。
駐車操作の落とし穴

クルマを運転する上でハンドル操作は欠かせない。しかし操作次第では車体に大きな負担をかけることがある。その代表例が「据え切り」だ。「据え切り」とは、車が停止した状態でハンドルを切り、前輪の向きを変える操作を指す。駐車時によく行われ、運転に慣れていない人や初心者がとりがちな操作でもある。
実際、運転に自信がないと感じている人は少なくない。2023年9月にウェブクルー(東京都世田谷区)が1013人を対象に行った「車の運転に関するインターネット調査」では、約半数の510人が「運転に自信がない」と回答した。さらにそのうち約6割が「運転で苦手な操作がある」と答えており、縦列駐車やバック駐車が特に苦手とする人が多いことも明らかになった。
こうした背景は、駐車に関連する車両市場や自動車メーカーの製品戦略にも影響する。都市部で狭い駐車スペースに対応する車両や、駐車支援システムを搭載した車両の需要は高く、利用者の操作負荷軽減や安全性向上の観点からも重要な要素となる。また、駐車操作の難しさはレンタカーやカーシェアなどの利用シーンでも課題となり、利用者教育やサポートサービスの充実が求められる。
しかし、「据え切り」は後々、タイヤや操舵系など車両各部に負担をかけるリスクがある。車両を長く安定して使用するためには、こうした操作の影響も意識することが欠かせないのだ。