駅前に残る「閉鎖百貨店」――日本一の人口増加率を誇ったベッドタウンは、なぜ「買い物難民の街」になったのか

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三重県名張市の桔梗が丘住宅地で、駅前の百貨店跡が閉鎖されたまま放置されている。市民からは再開発を望む声が上がるが、市の財政は厳しい状況にある。

住民と地元企業の板挟み

商業区画を走るコミュニティーバス(画像:高田泰)
商業区画を走るコミュニティーバス(画像:高田泰)

 名張市と名張商工会議所、住民組織の桔梗が丘自治連合協議会は駅前再整備の検討会を設け、近鉄百貨店跡を所有する近鉄側に地元の意見を伝えた。桔梗が丘自治連合協議会は

「商業施設としての再出発や公共施設の入居などいろんな住民の声が入っていた」

と振り返る。これに対し、近鉄不動産は百貨店跡の利用方法について

「現時点で未定」

としたままだ。住民の購買力が落ちるなか、採算が取れる施設の立地が難しいとの判断が背景にあるとみられる。

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