なぜ「移動するレストラン」に人は熱狂するのか? JR九州「ななつ星」から「レストランバス」まで広がる新市場とは
列車やバスでの食体験が、地域観光と地場産業を活性化している。JR九州「ななつ星」の数十倍競争率や、レストランバスの1万~2万円コースなど、移動と食を組み合わせた新たな経済圏の広がりに注目が集まる。
モビリティ観光の新潮流

レストラン列車もレストランバスも、利用者にとっては五感で楽しむアクティビティである。企業や地域の協力で実施されるプランも多い。特別な食材や景観が用意される場合もあり、関心のある人には魅力的だ。
「モビリティ自体が観光の目的」
となり、休憩地や到着地となる地域にとっては誘客効果も期待できる。地域の認知度向上にも活用可能である。
いつもと違う観光やレジャーの選択肢として、レストラン列車やレストランバスを検討する価値はある。