「自民党は話にならん」 北陸新幹線“大阪延伸”迷走、もはや小浜派・米原派ともにうんざり――党内混乱で前に進めない現実とは

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北陸新幹線の大阪延伸ルート再検証が「石破おろし」による自民党内の混乱で暗礁に乗り上げている。沿線地方自治体の小浜派、米原派とも頭が痛い。

小浜市はルートの詳細決定待たずにまちづくり検討

大阪方面の延伸ルートが決まらない敦賀駅(画像:高田泰)
大阪方面の延伸ルートが決まらない敦賀駅(画像:高田泰)

 小浜・京都ルートの推進派は2026年度の認可・着工を目指している。しかし、京都府市の説得に進展はないまま。国交省はやむなく、2026年度予算の概算要求を金額を示さない形にした。京都府市を説得し、2026年度認可・着工を実現する時間は残り少ない。それなのに、自民党内の混乱でさらにその時間が失われている。

 福井県新幹線建設推進課は「自民党関係者も残り時間のことは考えていると思う」と援護するが、敦賀市神楽町の商店主は

「嶺南活性化には小浜へ新幹線を通すことが欠かせない。大事な時間を党内抗争に費やさず、京都を早く説得してほしい」

と不満を訴えた。

 JR東小浜駅近くに北陸新幹線の新駅設置が予定されている小浜市は、詳細な位置決定を待たずに新駅周辺のまちづくり検討を始めた。3年続けて事業を先延ばししてきたが、「もう待てない」という思いが市役所内にあるからだ。

 小浜市では小浜商工会議所が中心となった住民団体や嶺南地方の若手経営者らで組織する有志団体が今春発足し、署名集めやイベント開催などで小浜・京都ルート推進を訴えている。小浜市新幹線・交通政策課は「推進に向けた市民の動きが高まってきたが、今は自民党内の状況を注視するしかない」と困惑する。

 2024年の衆院選、6月の東京都議選に続いて参院選でも大敗を喫しながら、首相の椅子にしがみついて退陣を拒む石破首相、自民党支持者を大量に失うきっかけをつくったにもかかわらず、「石破おろし」に奔走する裏金議員。

「国民目線とかけ離れた自民党内の抗争」

に、小浜派、米原派とも厳しい目を向け始めた。

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