「自民党は話にならん」 北陸新幹線“大阪延伸”迷走、もはや小浜派・米原派ともにうんざり――党内混乱で前に進めない現実とは
北陸新幹線の大阪延伸ルート再検証が「石破おろし」による自民党内の混乱で暗礁に乗り上げている。沿線地方自治体の小浜派、米原派とも頭が痛い。
再検証迫られる延伸ルート問題

大阪延伸は2016年、福井県の敦賀市から小浜市経由で京都府に入り、京都市と京田辺市に駅を置いて大阪市へ向かう小浜・京都ルートと決まった。
しかし、京都府民の反対で着工できないなか、延伸ルートの是非が争点に浮上した参院選京都選挙区で、他ルート検討を訴える日本維新の会新人が大差でトップ当選し、ルートを再検証することになった。
再検証の対象は小浜・京都ルート、敦賀市と滋賀県米原市を結ぶ米原ルート、小浜市から京都府舞鶴市を経て京都市へ向かう舞鶴ルート。与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)で8月中に始める方向だったが、PTの下部組織に当たる与党整備委員会が国土交通省に工期や費用などの試算を求めただけで、再検証が始まらないまま9月に入った。
与党整備委員会の西田昌司委員長は8月末の自民党整備新幹線等鉄道調査会で「総裁選前倒しを実施するかどうかなど与党の方向性が決まるまでPTの開催が難しい」と報告した。