鉄道の電化方式 陸続きのヨーロッパにたった「4種類」しかないワケ 第三軌条は気象状況の影響を多く受ける。雨は保線係を危険に晒し、氷雪は集電能力を著しく低下させる。火花を散らして走る第三軌条方式の電車(画像:橋爪智之) ベルリン市内を走るSバーン(左)と都市間を結ぶ特急列車ICE(右)。ベルリンのSバーンは第三軌条方式を採用しており、頭上に架線がない(画像:橋爪智之) 独シーメンス社の汎用型機関車ヴェクトロン。欧州四つの電化方式に対応する万能型機関車で、すでに1000両以上が製造されて欧州各国で活躍する(画像:橋爪智之) チューリッヒの私鉄、ジールタール・チューリッヒ・ユートリベルク鉄道の変則的なパンタグラフ。同じ線路に交流と直流のそれぞれの車両を乗り入れさせるためにこのような構造となったが、2022年限りで交流に統一され姿を消した(画像:橋爪智之) スイス最大の狭軌私鉄レーティッシュ鉄道。多くの路線は交流電化されているが、ベルニナ線は直流となっており、交直流車両が活躍する(画像:橋爪智之) チェコ鉄道362型交直流電気機関車。日本と同様、チェコ国内は交流区間と直流区間があり、複電圧の機関車が多数活躍する(画像:橋爪智之) 英国南部は蒸気時代の古い構造物が多数残り、第三軌条方式が採用された(画像:橋爪智之) この画像の記事を読む