自動車ディーラーを蝕む「試乗マニア」の正体! 迷惑客か潜在顧客か――年間数百万のコストが示す境界線とは

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自動車ディーラーは年間大幅な試乗コストを抱える一方、SNS拡散力を持つ試乗マニアを潜在顧客に変える戦略が問われる時代に突入した。

試乗車維持の巨額負担

「試乗マニア」のイメージ。生成AIで作成。
「試乗マニア」のイメージ。生成AIで作成。

 ディーラーは常に試乗車を準備する必要がある。車両の確保に加え、清掃や整備などの作業も発生する。営業マンは接客に時間を取られ、販売効率が低下する。

 店舗規模にもよるが、一店舗あたり試乗車は5台前後が一般的だ。試乗車の維持費は

・税金
・保険
・整備
・燃料

を含め、1台で年間およそ20万円に上るとされる。さらに、1回の試乗には

・準備
・同乗
・試乗後対応

を含め1.5時間かかり、人件費は数千円となる。

 仮に1台あたり年間1000回試乗が発生すると、人件費だけで少なくとも

「400万円程度」

になる。維持費も加えると、5台では合計2000万円以上の負担となる。この金額を負担しても、成約につながる商談が少なければ収益を圧迫する。特に近年は車両価格が上昇し、1台あたりの利益率が伸び悩むため、試乗車の費用負担はより重くのしかかる。

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