なぜカー用品店は「業態転換」を急ぐのか? 2500億円市場の縮小と車離れの背景とは

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カー用品業界の大手、オートバックスとイエローハットは、変わりゆく車への価値観と市場環境を背景に、単なる販売からライフスタイル提案や車検整備、電動モビリティまで含むトータルカーライフサービスへの転換を加速させている。

EC連携で広げるカーライフ提案

GORDON MILLERの提案するカーライフスタイル(画像:GORDON MILLER)
GORDON MILLERの提案するカーライフスタイル(画像:GORDON MILLER)

 オートバックスは2017年に新ブランド「GORDON MILLER」を設立し、ライフスタイル提案型事業を展開している。車に興味がない人でも親しみやすい商品開発をモットーに、カー用品だけでなくアウトドアギアやアパレルも販売している。さらに異業種の商品を扱うだけでなく、オリジナルのカーレーベルも立ち上げ、ブランドの世界観を反映したカスタムカーも販売している。

 GORDON MILLERの実店舗は現在2店舗。インショップ形式で認定取扱店のオートバックスでも購入できる。経済産業省の「令和5年度 電子商取引に関する市場調査報告書」によると、カー用品のEC化率は低く、2023年で3.64%にとどまり、

「全産業の3分の1程度」

だ。こうしたなか、GORDON MILLERはオンラインストアでも購入可能で、カーライフスタイルの提案と実店舗とECの融合による相乗効果を狙っている。

 2018年には書籍とカフェを併設した新業態「A PIT AUTOBACS」も開始した。こだわりのカー用品に加え、クルマの専門誌や旅行・アウトドア関連の雑誌を揃え、コーヒー片手に楽しめるスタイルだ。ドライバーだけでなく助手席の人やファミリーも、それぞれのカーライフを楽しめることをコンセプトとしている。

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