阪神高速の挑戦! 大阪・関西万博、1日15万人動かす“動くインフラ”の実力とは?

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約15万人/日、累計1000万人超が訪れる大阪・関西万博。その舞台裏で注目を集めているのが、阪神高速の先進的な取り組みだ。P&R方式や動的料金設定、自動運転の実証運行など、都市高速の枠を超えた戦略が来場者体験を支え、交通インフラの未来像を提示している。

新技術活用による渋滞対策

スマホとマップと時間のイメージ(画像:写真AC)
スマホとマップと時間のイメージ(画像:写真AC)

 それでは、阪神高速が大阪・関西万博で具体的にどのような取り組みを行っているか見ていく。

 最大の取り組みは、P&R駐車場と連動した「ダイナミックプライシング」である。これは、万博や周辺地域の混雑予想に応じて、曜日や時間帯によって駐車料金とシャトルバス代を変動させるシステムだ。

 阪神高速は万博利用車向けに、舞州・尼崎・堺の各P&R駐車場に対応した指定出口を設定している。指定出口以外で降りてP&R駐車場に停めた場合は追加料金を徴収する。一方、万博会場の閑散期や阪神高速の混雑しやすい中心部を迂回して走行した車には料金の引き下げも行う。

 また、大阪や万博周辺に不慣れな利用者向けに、「阪神高速はしれGO!万博モード」というサイトを開設した。このサイトでは、出発地から阪神高速を経てP&R駐車場までの料金や経路が検索できる。

 さらに、移動予定や経路、出発時間を事前に登録すると渋滞予測を通知するアプリ「Welmos Agent」を提供している。阪神高速の走行が初めての人や慣れていない人向けには、「あんぜん走行ナビ」という走行のコツや目的地までの予行動画も配信している。

 これらの取り組みは、万博の成功はもちろん、阪神高速を安全かつ快適に走行してもらいたいという運営側の思いが反映されたものだ。阪神高速の施策は万博以外の周辺地域への移動や、P&R駐車場以外に停めて別の交通手段でアクセスする場合にも活用できる。積極的な利用が望まれる。

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