阪神高速の挑戦! 大阪・関西万博、1日15万人動かす“動くインフラ”の実力とは?

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約15万人/日、累計1000万人超が訪れる大阪・関西万博。その舞台裏で注目を集めているのが、阪神高速の先進的な取り組みだ。P&R方式や動的料金設定、自動運転の実証運行など、都市高速の枠を超えた戦略が来場者体験を支え、交通インフラの未来像を提示している。

1500万枚超チケット販売の裏側

大阪・関西万博会場(画像:写真AC)
大阪・関西万博会場(画像:写真AC)

 大阪・関西万博は、2025年4月13日の開幕以来、1日あたり平均約15万人の来場者を集めている。6月28日時点での累計来場者数は約1000万人、累計チケット販売数は約1500万枚にのぼる。

 これだけの来場者が訪れるため、アクセス手段の確保は極めて重要だ。鉄道やバスが主な交通手段となるが、阪神高速も万博アクセスの

「第三の動脈」

として欠かせない役割を果たしている。

 万博会場には自家用車で訪れる人も多い。仕事とプライベートで年間約6万kmを走る私(都野塚也、ドライブライター)も自家用車での来場を予定している。しかし、多数の車両が一斉に集まると会場周辺の混雑が予想される。そこで今回は、舞州・尼崎・堺の3か所に駐車場を設け、そこからシャトルバスに乗り換えるパークアンドライド(P&R)方式を採用した。

 さらに、新大阪駅や大阪駅からは、現在建設中の「淀川左岸線」の区間を暫定運用し、万博会場までシャトルバスを運行している。このシャトルバスには一部自動運転車両を導入し、実証実験も実施中だ。

 今回の万博は、交通手段の分散化だけでなく、新たな技術の検証の場としても活用されている。阪神高速はP&Rや自動運転シャトルバスの運行に協力しており、関西の交通機関全体で万博成功を支えるとともに、交通分散と道路網の制御に向けた工夫が進められている。

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