京成上野駅がJR上野駅から離れた「地下」に存在するワケ
京成上野駅はJR上野駅から距離があるものの、地下に設けられた独特な構造と長年の苦闘の歴史が光る。1903年の路線計画開始から1933年の上野公園地下駅開業まで、6回の都心乗り入れ申請や皇室御料地の許可取得など多くの困難を克服し、成田参詣客輸送で需要を牽引した歴史を持つ。
地下に眠る京成上野駅の秘密

京成上野駅はJR上野駅からやや離れた場所にある。徒歩圏内ではあるが、JRからの乗り換えには日暮里駅を使う人が多く、目立たない存在となっている。
だが、もっと注目すべきは駅が上野公園の地下に設置されている点だ。ぽっかりと空洞が開いたような珍しい地下駅の構造を持つ。なぜこの場所に駅が設けられたのか。その背景には京成電鉄の長年にわたる苦闘の歴史がある。