北陸新幹線延伸「京都人が納得できるのか」 吉村大阪府知事が今ごろ「米原ルート」を匂わせるワケ 工費3.9兆円、維新が狙う京都議席の勝算

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日本維新の会代表で大阪府知事の吉村洋文は、参議院選挙の京都選挙区において北陸新幹線大阪延伸の再検討を公約に掲げる方針を示した。これは選挙結果にどのような影響を与えるのか。

現職の西田氏にも大逆風

京都駅から約5km離れた桂川駅(画像:高田泰)
京都駅から約5km離れた桂川駅(画像:高田泰)

 京都選挙区は定数2。立候補を予定するのは

・西田昌司氏(66歳):自民党現職
・山本和嘉子氏(56歳):立憲民主党新人
・新実彰平氏(36歳):日本維新の会新人
・酒井常雄氏(63歳):国民民主党新人
・倉林明子氏(64歳):共産党現職
・西郷南海子氏(37歳):れいわ新選組新人
・木村嘉孝氏(50歳):NHK党新人
・谷口青人氏(46歳):参政党新人
・二之湯真士氏(46歳):無所属新人

―の9人(並びは参院会派勢力順)。

 このうち、西田氏は与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームで小浜・京都ルートの決定、推進に大きな役割を果たしてきた。2007(平成19)年の初当選時は当時の民主党から出馬した現京都市長の松井孝治氏に次ぐ2位だったが、党内屈指の積極財政論者として頭角を現し、その後の2度はトップ当選している。特に、2019年の改選時は2位に約17万票の大差をつけた。

 だが、今回は政治資金収支報告書の不記載問題で自民党に逆風が吹くなか、沖縄戦で犠牲になった学徒らを慰霊する「ひめゆりの塔」をめぐる発言が批判を招いた。小浜・京都ルート推進で

「地元を論破しようとする姿勢」

に反発する府民も少なくない。

 連立与党の公明党から推薦を得たものの、逆風は収まっていない。西田氏は京都市中京区のホテルで6月中旬に開かれた自民党京都府連総決起大会で「4回目で一番苦しい選挙」と厳しい表情を崩さなかった。

 選挙の行方はまだ予断を許さないが、西田氏以外の立候補予定者の多くが小浜・京都ルートに反対するか、大深度地下トンネルに懸念の声を上げている。西田氏の得票次第で北陸新幹線延伸の行方にも影響が及ぶ可能性がある。

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