浦和よ、なぜ抜かれた? 大宮が「埼玉の東京」になった根本理由! SUUMOランキング2位の衝撃、行政・商業格差を徹底解剖する
- キーワード :
- まちづくり
SUUMOの「住みたい街ランキング2025」で大宮が2年連続の2位に。歴史的に行政の中心を担ってきた浦和との差は年々広がりつつある。かつては「浦和優位」とされたさいたま市内の構造にいま、何が起きているのか。市民意識調査と経済指標から、大宮の急伸と浦和の堅実さという対照的な都市像を読み解く。
「都心に近い郊外都市」浦和の独自性

浦和は大宮とはまったく異なる性格の街だ。行政機関が集中しており、筆者(昼間たかし、ルポライター)も資料調査や公的手続きでよく訪れる。JR京浜東北線や湘南新宿ラインが通る浦和駅周辺にも商業施設や商店街は広がっているが、その規模や賑わいは大宮には及ばない。
また、浦和には新幹線の停車駅がなく、広域移動の拠点にはなり得ない。そのため、浦和は都市間ネットワークでは都心とつながる郊外型の都市としての性格が強い。
とはいえ、浦和には浦和なりの都市機能と魅力がある。行政や文化施設が集まり、独特のコンパクトな町並みが形成されている。浦和は拡大を目指す都市ではなく、人口や施設の集積よりも暮らしやすさを重視しているようだ。この成熟した雰囲気が、市外からの移住希望者には控えめに映ることもあるかもしれない。