中古車市場に激震! 「トランプ関税」で価格5~10%上昇予測! 一方、日本車「25年ルール」が米国で熱視線?

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トランプ関税の影響で米国の中古車価格が再び上昇局面に入った。EVを含む主要車種は今後5~10%の値上がりが予測されるなか、日本の25年落ち車に注目が集まり、クラシックカー市場の活況と“キューバ化”の兆しも現れつつある。

中古車価格の上昇トレンド

自動車(画像:Alexander-93)
自動車(画像:Alexander-93)

 コロナ禍で高騰した自動車価格は、ようやく落ち着きを見せ始めていた。しかし残念ながら、ここにきて“トランプ関税”の影響により、再び価格が上昇しつつある。とりわけ米国の人気の高い中古車では、今後5~10%の価格上昇が予測されている。

 中古車調査会社「iSeeCars」は、2025年4月9日に公表したリポートのなかで、ここ数か月安定していた中古車価格が再び上昇局面に入ったと報告している。さらに今後は、中古電気自動車(EV)の価格も市場初となる上昇に転じる可能性があるという。

 背景には、コロナ禍による半導体不足がある。世界各地で半導体工場が停止し、新車の生産や納車が滞ったことで、中古車需要が急増した。米国ではパンデミックが始まってからわずか8か月で、中古車価格が8.2%上昇している。

 その後、コロナ禍が落ち着いたことで価格の高騰は収まり、2024年6月には中古車価格が最大で7.3%下落。その後もしばらくは横ばいで推移していた。だが、トランプ関税の発表を受け、2025年3月には平均で317ドル(約4万5000円)値上がりした。今後はさらに上昇トレンドが鮮明になると見られている。特に1~5年落ちの中古車では、2025年から2026年にかけて5~10%の値上がりが見込まれている。

 価格上昇の背景には、中古車市場における需要と供給のアンバランスがある。新車価格が上昇すれば、消費者の関心はさらに中古市場へと流れ、不均衡は一層深刻化する。

「現在、中古車価格は上昇傾向にありますが、これは関税が新車価格に影響を与える前の状況です。関税は新車価格と中古車価格の両方にさらなる上昇圧力をかけるでしょう」

と、「iSeeCars」のエグゼクティブアナリストであるカール・ブラウアー氏は指摘している。

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