就航遅れる大分のホーバークラフト――何が問題となっているのか? 事故多発、トイレ問題、そして「速さ」の代償とは

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大分空港と市内を結ぶホーバークラフトの就航が遅れている。2024年11月から遊覧運航は始まったが、接触事故や運航基準の厳格化で本格運行は未だ見通せず。特に、トイレ問題や安定運航の課題が浮き彫りとなり、期待される交通革命が先送りとなっている。

運休問題は徐々に解決

日本有数の工業エリア・大分臨海工業地帯を背に別府湾を往く2番船「Banri(萬里)」。本格就航に期待がかかる(画像:若杉優貴)
日本有数の工業エリア・大分臨海工業地帯を背に別府湾を往く2番船「Banri(萬里)」。本格就航に期待がかかる(画像:若杉優貴)

 2025年春時点では、ホーバークラフトの大分空港への就航はまだ見通せない。しかし、先述の通り、2024年11月からは週末を中心に試験運航が兼ねられた別府湾遊覧航行が西大分港発で行われている。

 トイレ問題は解決の目途が立っていないが、当初は悪天候などで運休が多かった別府湾遊覧航行は、運航に慣れるにつれて2025年に入ってから運休率が減少しており、本格就航への期待が高まっている。

 国内でここだけで体験できる高速交通機関・ホーバークラフト。もし大分市を訪れる機会があれば、一般の船とは異なる独特の乗り心地を体験し、大分空港と大分市が短時間で結ばれる未来を想像してみてほしい。

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