新幹線が「貨物列車」に大変身!? JR東日本「はこビュン」事業拡大で年間100億円狙う! ただし「一方通行」問題の解決どうする?
JR東日本グループは荷物輸送サービスはこビュンの拡大を発表した。このサービスは、特に地方からの一方通行の輸送という課題を抱えていたが、今後は首都圏を地方間輸送の「載せ替え拠点」として活用することで、この課題を解決する可能性がある。
目指す収益規模は100億円

JR東日本グループは2025年3月、これまで新幹線を中心に展開してきた駅間荷物輸送サービス「はこビュン」の強化を発表した。
この取り組みにより、在来線を含めたネットワークの拡充、受付・予約システムの導入による迅速なサービス提供、そして高速・多量荷物輸送の事業化が進められる。これにより、JR東日本グループ全体で年間100億円規模の収益を目指している。
具体的には、2025年4月18日から新青森~東京間で客室を使用した車両貸輸送が開始される。また、E3系新幹線の1編成全号車を荷物輸送専用車両に改造し、2025年秋には盛岡~東京間での輸送を開始する予定だ。
改造後の荷物輸送専用車両は、座席を全て取り外してフラットにし、完全に「荷物専用」の車両として運行される計画である。