埼玉スタバを巡る反対運動! 地元議員「なにも説明されていなかった」と吐露、年間18万人集客のはずが…市長の手続き拙速すぎたのか?

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行田市で進行中のスターバックス出店計画が地域経済や住民生活に波紋を広げている。駐車場縮小問題や地域特性との調和を巡る対立が生じる一方、市民の間では「行田にもスターバックスが必要」との声が強まっている。

駐車場問題が焦点、行田の街づくりの行方

行田市の位置(画像:OpenStreetMap)
行田市の位置(画像:OpenStreetMap)

 ところが、2024年12月の市議会定例会では一部市議から計画に疑問を呈する声が上がり、市民による反対運動も勃発した。

 この経緯は『埼玉新聞』2025年2月20日付で詳述されている。記事によれば、出店により忍・行田公民館の駐車場が縮小されることに反対する団体がスターバックスに建設中止を求める要望書を提出。

 行田市は公民館北側に新たな駐車場を整備することを決定したが、そのほかにも再検討を求める要望書や中止を要求する匿名の手紙が寄せられた。そのため、同社は一部の反対意見でも経営理念の実現が難しく、現状での出店は困難だと行田市に通告した。

 記事では、行田市に出店を求める2082筆の署名が添えられた嘆願書も届いているが、契約には至っていないと報じている。

 さらに『東京新聞』2025年3月1日付朝刊によれば、行田市長の行田(こうだ)邦子が反対署名を集めた団体の発起人宅を職員とともに訪問したことも伝えられ、事態はさらに混迷を深めている。

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