転生したら「トヨタ クラウン」だった件

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トヨタ・クラウンは1955年の誕生以来、技術革新とデザインで日本の高級車市場を牽引してきた。16代目となる現代のクラウンは、国内販売の減少を受けて再び世界市場への挑戦を始め、注目の的となっている。その進化の歴史とともに、クラウンがどのように新たなステージに挑むのか、今後の展開に期待が高まる。

クラウン一族再び世界へ

14代目クラウン(画像:トヨタ自動車、京都トヨタ)
14代目クラウン(画像:トヨタ自動車、京都トヨタ)

 日本の高級車として君臨してきたクラウン一族であるが、レクサスの登場で

「立ち位置が微妙になった」

ような気がしてならない。レクサスは、トヨタとは別ブランドであり、あくまでもトヨタの最高級ブランドはクラウンだといっても、何かが引っかかっている。

 また、国内の販売台数(乗用車)でいえば、1990(平成元)年の約20.5万台をピークに減少しつづけ、2023年は約4万台に激減。このままでは「クラウン? 知らない子ですね」といわれかねない。

 ジリ貧の国内販売は、日本を代表する高級車として世界に飛躍するチャンスといっていい。初代も1958(昭和33)年に米国に輸出されたものの、技術的に米国での使用に耐えるものではなく、輸出が打ち切られた経緯がある。

 以降、クラウンの輸出は微々たるものだったが、2022年7月の豊田章男社長(当時)の

「クラウンは、日本の豊かさ、ジャパンプライドの象徴。(中略)だからこそもう一度世界に挑戦する」

を反撃ののろしに。16代目の吾輩で本腰を入れて海外展開を開始したところだ。ご先祖様のリベンジではないが、世界各地でのクラウンの奮闘に期待していただきたい。

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