転生したら「トヨタ クラウン」だった件

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トヨタ・クラウンは1955年の誕生以来、技術革新とデザインで日本の高級車市場を牽引してきた。16代目となる現代のクラウンは、国内販売の減少を受けて再び世界市場への挑戦を始め、注目の的となっている。その進化の歴史とともに、クラウンがどのように新たなステージに挑むのか、今後の展開に期待が高まる。

自慢3「世間を魅了したキャッチコピー」

12代目クラウン(画像:トヨタ自動車、京都トヨタ)
12代目クラウン(画像:トヨタ自動車、京都トヨタ)

 また、技術や車両デザインだけでなく、キャッチコピーで世間を魅了してきたのも、クラウン一族の自慢だ。

 3代目(1967年)の「白いクラウンは幸せなハイライフの象徴」は、1968(昭和43)年に国民総生産(GDP)が世界2位となり、「1億総中流」という言葉が出てきた時代背景のなかで、消費者のマインドをつかんだ名作だろう。

 7代目(1983年)の「いつかはクラウン」も、3代目に負けず劣らず評価の高いコピーだ。なかには、12代目(2003年)の「ZERO CROWN」のような決意表明じみたコピーもあり、14代目(2012年)の「新たなる革新への挑戦 CROWN ReBORN」もまさにそうだろう。

 14代目は、キャッチコピーやデザインもさることながら、ピンクのクラウンもなかなかだった。街中で見かけたときに「おおお!」となった人も多いのではないだろうか。しかも14代目は、登場した2012年の販売台数約3万台から、翌年は約8.3万台と、右肩下がりの傾向にあるなかで大きく数字を伸ばしたのだ。14代目の革新への挑戦は成功したといっていいと思う。

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