もう我慢できない! 飛行機の迷惑行為「ゲートのシラミ」「通路のシラミ」とは何か? なぜ無くならない?

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空港での混雑や列の割り込みが、今や「ゲートのシラミ」や「通路のシラミ」といった新たな社会現象を生んでいる。アメリカン航空が導入した新システムのように、搭乗順序のルールを厳格化し、早く、スムーズな搭乗を確保する動きが広がる中、顧客の利便性と航空会社の競争力向上に向けた新たな取り組みが求められている。

上級会員の特典競争

空港(画像:写真AC)
空港(画像:写真AC)

 2024年11月から、アメリカン航空では、違うグループで搭乗しようとした場合、ゲートで音声アラートが鳴るような仕組みを100以上の空港に導入拡大しているところである。同伴者に違うグループがいる場合は、早い方に合わせて通すことになっているが、それを除けば、並び直しになる。

 アメリカン航空の空港運営・予約・サービスリカバリー担当上級副社長のジュリー・ラス氏は、その重要性を説明する。

「お客様からは、(高い)マイレージ会員ステータスや購入運賃にともなう特典として、指定されたグループと一緒に搭乗できることが重要であるという声が寄せられています」

システム導入で、顧客からの好意的な反応は予想を大きく上回るものだった。搭乗が早いグループの顧客は航空会社にとって特に大切だ。アメリカン航空では、多忙なエグゼクティブの60%以上が、月に5~10日ほど出張すると見積もっている(2024年12月9日付けアメリカン航空プレスリリース)。

 彼らはよりよい座席クラスを選ぶ上、搭乗頻度が高く、航空会社に大きな利益をもたらす。そんな彼らが出張先の航空会社を選ぶ際、

・まずは「信頼性」
・僅差で続くのは「忠誠心に対する報酬を与えてくれる航空会社であるということ」

とアメリカン航空は分析している。より早く、スムースな搭乗を確保することは、「報酬」つまり「特典」のひとつになるのだ。

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