あなたの“鉄道愛”は本物? 「成熟した鉄道オタク」と「未熟な鉄道オタク」を見分ける6つのポイントとは

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鉄道趣味は日本社会に深く根付いた文化であり、その楽しみ方には成熟した視点と感情的な態度に差がある。近年、SNSを通じた情報交換が活発化し、鉄道オタクの社会的影響力は無視できなくなっている。本稿では、鉄道オタクとしての成熟度を測るポイントを明らかにし、社会との調和を意識した趣味の楽しみ方を提案する。

ポイント2「現場のルールを尊重できるか」

鉄道(画像:写真AC)
鉄道(画像:写真AC)

 鉄道オタクの行動が問題視されることは少なくない。特に、「撮り鉄」の一部がマナーを守らず、社会的に批判されるケースは後を絶たない。

 成熟した鉄道オタクは、鉄道事業者や他の利用者の立場を考え、自分の趣味が迷惑をかけないよう配慮する。撮影時には立ち入り禁止の場所に侵入せず、他の利用者の邪魔にならないよう注意を払う。鉄道職員にも敬意を持ち、駅員や運転士を無断で撮影したり、執拗に質問を繰り返したりするような行為は慎む。

 一方、未熟な鉄道オタクは

「よい写真を撮るためなら多少のルール違反も構わない」

という意識を持ちやすい。線路内に立ち入る、他の乗客の迷惑を考えないといった行動が目立つ。さらに、SNSで過剰に鉄道会社を批判したり、特定の鉄道職員に執拗なクレームを入れたりするのも、未熟さの表れといえる。

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